介護職で働くメリット・デメリットまとめ!キャリアアップと社会貢献を同時に実現
2019/08/02
「介護職で働く魅力ってなに?」「メリットとデメリットが知りたい」
一般的に「きつい」というイメージが定着している介護業界のお仕事ですが、本当にそうでしょうか。
実際の現場では、日々苦労しながらもキャリアアップと社会貢献を同時に実現している人がたくさんいます!
こらから介護職への就職・転職を考えている人に向けて、メリット・デメリット、介護のやりがいについてまとめてみました。
目次
介護職で働くメリット3つ
あなたが介護職で働くうえで得られる大きな3つのメリットは、
● 性別・年齢問わずキャリアアップできる
● 日本全国の就職・転職に強い!
● 自分に合った働き方が選びやすい
という点です。
どういうことか、それぞれ詳しくみていきましょう。
1:性別・年齢問わずキャリアアップできる
現在日本の介護業界では、多くの女性が活躍しています。
厚生労働省の調査 によると、正規・非正規どちらの働き方の男女比をみても、約8割が女性によって支えられていることがわかります。
正規職員 | 非正規職員 | |||
---|---|---|---|---|
介護職員 | 男性 | 32.6% | 男性 | 14% |
女性 | 67.4% | 女性 | 86% | |
訪問介護員 | 男性 | 23.7% | 男性 | 4.1% |
女性 | 76.3% | 女性 | 95.9% |
家事を担うことが多い女性は、家事で培ったスキルが活かせるうえに、子育てと両立しやすいといった条件が重なり、人気の仕事となっています。
また逆に男性であれば、体の大きな要介護者の対応にかなり重宝されますよ。
しかもキャリアアップに繋がる資格取得支援制度が整った職場も多く、介護福祉士やケアワーカーなど、様々な形で長く介護に関わっていける選択肢が備わっていることも魅力です。
2:日本全国の就職・転職に強い!
高齢化が続く日本では、どこの地域でも介護人員は不足しているのが現状です。
引越しや育児からの再就職など、ブランクがあっても好条件の職場を選べる売り手市場なので、せっかくなら転職サイトを利用して賢く比較したいですね!
3:自分に合った働き方が選びやすい
先にも少し触れましたが、子育て世代や子育てが終わった40代以降の世代の働き口としても人気です。
似た環境のスタッフが多いので、お互いへの理解があり、働きやすいというメリットがあります。
資格を持っていれば正社員採用の求人が多くありますし、無資格でも未経験からアルバイトやパートとして働くことができます。
そしてさらにキャリアアップをしたいと思ったら、働きながら資格取得することも可能ですよ。
介護職で働くデメリット3つ
次に介護職のデメリットについても3つご紹介します。
● 人間関係に悩みやすい
● 肉体的疲労がたまりやすい
● 長期休暇が取りづらい
の順に、詳しく解説していきます。
1:人間関係に悩みやすい
ご存知の通り、介護職は人と関わり続ける仕事です。
素直に言うことを聞いてくれる利用者ばかりではありませんし、体調次第では辛く当たられてしまうこともあります。
また、一緒に働く同僚や先輩との関係に悩む人が多いのもポイントです。
厚生労働省の調査では、介護職員の退職理由として「人間関係」をあげた人は24.7%でもっとも多いことがわかっています。
仕事へ影響させないよう、素早く気分を切り替えられることが求められます。
2:肉体的疲労がたまりやすい
「介護はきつい!」と言われる最大の理由が、肉体疲労が多いことです。
コツを掴めば比較的楽に業務をこなすことができるのですが、はじめたばかりの人が腰を痛めてしまうと言うのはよくある話です。
3:長期休暇が取りづらい
生活に密着した業務に人員不足が重なり、なかなか長期休暇が取りづらいという面があります。
ただ休暇取得などの勤務条件・待遇は転職によって改善できるので、「休みが取れなくて辛い」と感じている人は、一度転職サイトに無料登録して相談してみることをおすすめします。
介護職で働くやりがい3つ
大変な仕事は、その分やりがいも大きいものです。
例えば、
● 人相手だからこその心の交流
● 人生の先輩からのあたたかい言葉
● 社会貢献できる
と言う点です。
それぞれのやりがいについて見ていきましょう!
1:人相手だからこその心の交流
「人間相手だからこそ大変だ」と言う意見もあるのですが、人間同士だからこその交流から生まれる喜びもまた大きいものです。
そもそも介護の仕事として、食事や移動、着替えの「お世話」を想像しがちですが、仕事の根底としては以下のような理念に基づいています。
自立支援
単に介護を要する高齢者の身の回りの世話をするということを超えて、高齢者の自立を支援することを理念とする。
参考:厚生労働省資料
あくまで高齢者の「自立」を支援することが目的なので、「自分のことは自分でする」という当たり前の喜びをできるだけ感じてもらうことが大切なんです。
できないと思い込んでいることを少しのお手伝いで「できた!」と感じてもらうことができれば、とびきりの「ありがとう」がもらえることだってあります。
そういった体験を増やすために介護職員ができることとして、
● 一緒に歌って踊る
● 理学療法士の指導を元にした歩行訓練、リハビリ
● お花見の季節になったら少しおしゃれをしてお出かけ
など、日々様々な試みがされています。
「どうしたら喜んでもらえるかな?」と考えることで、そのまま仕事のやりがいにつながっていきます。
2:人生の先輩からのあたたかい言葉
今はできることが少なくなっているかもしれませんが、介護サービスの利用者はみんな人生経験では大先輩です。
忙しくて対応が遅れてしまったときでも笑顔で「大丈夫だよ」といってもらえた時には、寛大さにほっとするとともに、つい作業が雑にならないようにと気を引き締めることもあります。
長い人生の中で、中には戦争や災害など、私たちには想像もできない大きな危機を乗り越えてきた方々の大らかさに触れられることは、とても貴重な体験です。
3:社会貢献できる
高齢化社会に突入している日本では、高齢者のケアは重要な課題として今後数十年議論されていくでしょう。
介護業界で働くスタッフは社会的にも重要な役割を担うので、給料を含めた待遇の改善は高い確率で行われていくはずです。
中でも介護士やヘルパーなど、直接介助を行う職業であれば、「誰かの役に立っている」という実感は大きく、やりがいを感じられる機会も多くなりますよ。
下記の書籍は、看護師さんの立場から見た老人ホームで実際にあった19の物語について書かれています。
モチベーションに悩んだ時など、ぜひ読んで見てください。
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介護は自分のキャリアアップと社会貢献を実現できる
介護職は確かに肉体的にも精神的にも大変な仕事です。
しかし多様な働き方ができ、やりがいも大きく、キャリアアップと社会貢献を同時に実現できる希少な仕事でもあります。
未経験・無資格からでも始められる魅力的な職業ですので、興味のある方はぜひ選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
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