介護職の退職理由トップ10|人間関係と理念の相違に要注意
2019/08/02
「今の職場、私に合っていないかも」「みんなはどんな理由で退職しているの?」
肉体的、精神的に負担が大きいとされている介護職ですが、実際はどのような理由で退職している人が多いのか、気になりますよね。
本記事では、アンケートを元に介護業界の退職理由についてまとめてご紹介します。
介護職の退職理由トップ10
介護職が仕事を辞めた理由のトップ10は以下のような結果となっています。
1位:職場の人間関係
2位:結婚、出産、妊娠、育児のため
3位:施設の理念や運営のあり方に不満があったため
4位:他に良い職場があったため
5位:自分の将来の見込みが立たなかったため
6位:収入が少なかったため
7位:新しい資格をとったから
8位:人員整理、業績不振のため
9位:自分に向かない仕事だったため
10位:家族の介護、看護のため
参考:介護労働安定センター
人間関係が1位との結果について、「わかる!」と感じた人も多いのではないでしょうか。
しかも介護職の人が集まる掲示板などをのぞいてみると、ケアをしている高齢者との人間関係ではなく、一緒に働く同僚や先輩との関係に悩んでいる職員がたくさんいるんです!
体制が古いというか…職員の怒鳴り声とか普通です。
もう辞めましたが、施設長と先輩との板挟みが辛かったです。
「そんなことも知らないの?」と言われて、質問したくてもできない雰囲気が辛い…
辛い環境で無理をしがちな介護職ですから、1人で抱え込むのは禁物です。
円満退職で転職をステップアップにつなげる
退職理由は建前の理由を伝えよう!
先に紹介したランキングは、あくまでリアルな意見を集めた結果です。
そのまま「人間関係に耐えられないので辞めます」と伝えてしまっては、上司からさらに追求されますし、円満退職ができなくなってしまうかもしれません。
もしあなたが今の職場の人間関係や理念、収入に対して不満があるなら、退職時に伝える理由は「建前の退職理由」を用意しましょう。
例えば、
● 引っ越し
● 自分の体調不良
● 家族の体調不良
など、自分や施設側の改善ではどうしようもないことを理由にするのがポイントです。
退職の意思を伝えると、あらゆる手で引き止められる可能性があります。
特に慢性的な人手不足の現場で3年以上勤めていた方は、施設側も穴埋めが大変なので、強めに引き止められることが考えられます。
そんな場合は通勤ができない場所への引っ越しなど、建前の引き止めにくい退職理由を使っておくことが特に重要です。
働きながら情報収集してみよう
退職を決める前に、転職サイトなどで情報収集することをおすすめします。
理由としては、
● 復職までのブランクなく仕事に戻れる
● 今の職場を客観的にみることができる
● 時間をかけてより良い条件の職場を探せる
などです。
「働きながら情報収集なんてそんな時間ない!」という人でも、人材コンサルタントやアドバイザーがついてくれる転職サイトを使えば、希望条件を伝えるだけで、条件にあったあなたにぴったりの職場を提案してくれます。
しかも利用料は完全無料で、簡単な登録を済ませるだけですぐにサービスを使うことができるので、便利ツールとしてどんどん活用しましょう!
「まだ転職するかわからない」という状態でも、今よりもっと良い条件、良い環境の職場が見つかったら、そのとき転職について改めて考えるくらいの気持ちで大丈夫です。
やりがいのある介護職をより良い環境で続けるためにも、まずは情報収集から初めてみましょう!
「理想の介護」を考えよう
退職理由ランキングの3位にもあるように、「施設の理念や運営のあり方に同意できるか」は、仕事の満足度、充実度に深く関わってきます。
どうして介護職に就こうと思ったのか、どんなときに仕事のやりがいを感じるかなど、この機会に見つめ直してみることをおすすめします。
「目指す介護」がはっきりすれば、転職先を探す時の条件が明確になるので、、転職後の「こんなはずじゃなかった」というギャップも減らすことができますよ。
退職理由は使い分けが大事
退職理由は人それぞれですが、場合によっては本音は隠して建前を使った方がスムーズに話が進むこともありますよね。
嘘をつくようで少し気がひけるかもしれませんが、今より良い環境で働くためにも、どんな退職理由を使うかはとても大切です。
まずは無料でできる情報収集をして、今の職場を客観的に見てみることをおすすめします。
働きながら資格取得!
「残業なし」など人気求人が豊富!
● 無料で介護資格の勉強ができる!
● 未経験・無資格大歓迎!
● 情報収集のみでも資格保有アドバイザーへ相談可!