仕事を辞めたいと思う看護師が驚きの割合!原因トップ3からみる職場の重大な問題
日本医労連の「看護職員の労働実態調査」で、
現役で働く看護職の約21%が「仕事を辞めたいといつも思う」、「ときどき思う」と合わせると約70%もいることが分かりました。
その原因は、職場の常態化した問題にあるようです。その原因トップ3をご紹介します。
仕事を辞めたい理由トップ3
仕事を辞めたいと考える看護師はその忙しさが主な原因のようです。
1. 時間外労働が多い
2. 休憩がとれない
3. 業務が過密
原因1.時間外労働が多い
業務の忙しさから時間外労働が増え、サービス残業をせざるを得ない状況になっています。
主な残業の理由は、
● 看護記録の作成
● スタッフとの申し送り
● 研修や勉強会
● 会議
● 終業ギリギリに医師から指示
などです。
残業は勤務先の残業に対する考え方や慣習によって発生する部分がとても多いです。
残業がないと業務後の予定をたてられ、趣味や育児に時間を作れるのですが、残業続きだとワークライフバランスが崩れてしまいます。
原因2.休憩が取れない
勤務中の休憩時間が全くない・または、とれていない人が多いのも原因の1つです。
休憩時間でも気が休まらない職場もあり、「きちんと取れている人」の倍以上「まったく取れていない」人が多くなっています。
休憩を取ることで業務に集中できたり、気持ちを切り替えたりができるのですが、どうしても精神的に疲れてしまいます。
原因3. 業務が過密
人出不足が深刻化し、業務が過密になっている職場も多いです。
思うように休暇が取れず、たまの休日も慢性的な疲労でやる気が出ず、ずっと寝てしまったという人もいます。
人が足りないといっても、なかなか聞き入れてくれない職場。また看護師が定着していない職場が看護師に負担をかけています。
人員がいると、気持ちが少し楽になるのですが、どうしても過密だと気が抜けない状態が続き体調を崩してしまいがちです。
どこの病院も一緒ではない
人不足だからこそ、働く看護師の働きがいや有休消化しやすい職場づくりはとても大切です。
その中で、積極的な取り組みを推進している病院・クリニックもたくさんあります。
今の職場が辛いとか、きついなど思い悩むことがあるなら、他の職場はどうなのか情報収集してみてはいかがでしょうか。
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